

公益財団法人 全日本スキー連盟公認
黒姫スキー学校

3月6日プライズテスト採点表
プライズテスト 講評
大回り系種目
大変良いバーンで検定会が行われよかったと思います。残念ながら不合格だった方はセンターポジションからのターン始動がなされていなかったと思います。切り替え時には必ず腰の下、もしくは体の下にスキーがあり、そこから外スキーに対し荷重し、足の高低差を作り両足にしっかり重さをかけていくと、重心位置が内側に入っていきます。そこで板に対してエネルギーが加わり板がたわみ推進していきますので、谷回りから徐々に外スキーに力を働きかける意識を持つと抵抗、反力などを感じると思います。それを体感できるとさらにスキーの幅が広がると思います。今シーズンもたっぷり雪がありますので皆様頑張ってください。本日はありがとうございました。
村石
小回り系種目
バーン状況は柔らかい雪に氷交じりの少し難しい状況でありました。その中で常にスキーと体の位置関係が「スキーが前、重心が後ろ」といった状態でスキーを操作しているため、スキーを振ってリズムをとっている受験者が多かった。
合格された方は、まずはターンに入るときのポジションがよかったと思う。
不整地
条件が良かったと思われ、よい滑りが多かったと思う。
ただし、足を突っ張ってコブを受け止めにいった方は関節が固くなってしまいミスが多くなってしまったと思う。
掛川
総評
3月としては柔らかい雪質で、スキーへのコンタクトが全体的にしやすかった状況と思われます。その中で、重みを移す方法と時間、量と方向を慎重に判断して動かした受験者は、エネルギーを次のターンに繋げて、落下を止めないで推進できたのではないでしょうか。
また、脚部を伸展していくつま先とかかとへの調整が、不整地で明暗を分けたと思います。
柔らかい雪にはソフトなエッジングからコンタクトできると適切な圧をかけられますし、強める際にはグリップのよい足元づくりのために、全身かつ脚部を微調整することが大切です。
村田
2022シーズンの黒姫会場プライズテスト会は3回全てが終了致しました。
コロナ禍での検定運営にご理解、ご協力いただきありがとうございました。